2010年6月27日日曜日

「子どもがバイリンガルになる英語子育てマニュアル」 の感想 その3

★週に一度、英会話学校でネイティブの先生と話すことよりも、英語素人の親と毎日話すことの方が大切。

☆自宅教室を開いている立場ですが、これは本当にそう思います。週1回の授業だけに頼っていては「英語で自分の意見を自由に話せる」ようになるのは難しいでしょう。(How are you? I'm fine. thank youとかの決まった形の受け答えはできるでしょうが)繰り返し使うことで意味が体にしみこみ、英語を英語で考えて話せるようになります。
レッスンでならったことを自宅でも積極的に使ってサポートしたり、実践の場としてレッスンを使うのがいいと思います。


★自分の発音に自身がなくても、お子さんに話しかけてあげることで英語の経験値は積まれていく。発音の部分はDVDやCDで補ってあげれば全く心配いらない。とは言っても、良いにこしたことはないのでできるだけネイティブに近い発音ができるように努力はすべき。

☆地球上には香港なまりの英語、とかフィリピンなまりの英語とかいっぱいありますよね。でも、英語は英語です。日本語なまりだって何だって、英語がまったく話せないより話せる方が何倍もいいですよね。自分に対しても子どもに対しても完璧主義を捨てる。まずは親が「間違いを恐れない姿勢」「努力する姿勢」を身を持って子どもに見せれば、子どももそれにならうんじゃないでしょうか。


★子どもに英語を使うことのメリットをよく説明する。世界地図を見せて「日本語しかしゃべれないと日本の中でしか友達ができないけれど、英語がしゃべれたらここの国も、ここの国も、ここの国も、世界中ほとんどの国で友達ができるんだよ」と教えている。

☆子どもが「英語が話せるようになりたい!」と思うように、英語が使えることによって広がる世界を伝えてあげるのって大切だと思います。スポーツが好きな子には「英語が話せたらメジャーリーグにいけるね」とか「世界中のチームでプレーできるね!」とか言って本人の夢をふくらませてあげたり、
海外のアニメが好きだったら、「トーマスは本当は英語で話してるんだよ」とか言って英語が世界的に使われているということを繰り返し伝えていくことで、興味や向上心も継続していくと思います。


★一気に全部やろうとせずに一つ一つ自分のモノにしていきましょう。

☆ぜ~んぶ英語でやらなきゃだめ!って思ったら、いつまでたっても始められません。親がそこまで英語を話せるようになるのを待ってたら、子どもが大人になっちゃうかも!?
まずは挨拶などの簡単な言葉や短いほめ言葉から始めて、感情を込められるほど「自分の言葉」になるまで、何度も何度も言ってみましょう。一つ定着したら、次はもう一つ、とだんだん増やしていけばいいと思います。


★個人差はありますが、続ければ誰でも絶対に話せるようになるのです。あなたの努力が無駄になることは絶対にありません。

☆これ、これです。その通り!「子どもに英語をやらせてみたけど、4年くらいやっても結局ほとんど話せるようにならなかったの。うちの子には向いてなかったみたい(または、「うちの子頭わるいから」)」というお母さんに会ったことがあります。
その方には面と向かっては言えなかったけど、それはその子に向いてなかったのでも、頭が悪かったのでもないと思います。

4年間の学習の内容が、仮に週1回1時間のレッスンのみだったら年間約46時間。4年間で184時間。一見長時間に思えるかもしれないけど、ちょっと待った!
普段日本語で過ごしている時間と比較すると…
一日12時間起きているとしたら、184時間ってたった15日間と少しですよ。

15日間英語だけで生活したとしても、英語が話せるようになるとは誰も思わないでしょう?

一般的に「日常会話に困らない程度のバイリンガル」になるには2000時間の英語による刺激が必要だといわれているので、週1回1時間のレッスンだけで習得させようと思ったら40年かかる計算です。 恐ろしい~!


また、私が大人になってから英語を習得したと話すと「頭よかったからでしょ~」という方もいます。 でも、自慢じゃないですが私の頭は至ってフツー。中学時代には数学で学年ビリ2位を取ったことすらあります。(フツー以下ですね ^^;)

言語習得に必要なのは向き不向きでも、頭の良さでも、更に若さでもなくて、「絶対話せるようになるんだという気合い(育児の場合は親の気合い)」「継続」「実践」だと断言できます。
頑張ったつもりなのに話せなかったとしたら、このうちのどれかが欠けていただけじゃないでしょうか。
「気合い」と「継続」と「実践」で絶対、ぜ~ったいに誰でも話せるようになります。学年ビリ2位の私にできて、あなたにできないはずはない!!

英語育児をすると、親自身も学生時代よりも断然楽しく英語を身につけられるはずです。
ぜひぜひこの機会にお子さんと一緒に英語を学びましょうよ!



…と、ここまで偉そうに書いている私も、今のところはまだ3歳の子どもに英語力は追いつかれてはいないものの、この調子ではいずれ追い抜かされるのではとちょっとびくびくしています。
私の英語は恥ずかしながら現在日常会話レベルでとまっちゃってるんで、時事関連の英語ニュースを完全に理解できるレベルになるのが当面の目標です。
みんなと一緒にがんばります!

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